不動産購入の基礎知識

マンション購入＆売却の知っておきたい基礎知識

分譲物件と仲介物件の違い

住まいの販売形態は大きく分譲物件と仲介物件に分かれます。
これによって購入の流れが少し変わります。まずは、物件の販売形態を確認し、購入の具体的な流れを把握しましょう。

（１）分譲物件
売主様である不動産会社からの直接購入をする物件になります。
（売主様からの販売代理として受託している不動産会社を窓口に購入することもあります。）
一般的には販売戸数の多い新築一戸建てや新築マンションは分譲物件となります。
「新築」は付加価値が何よりも強みである分、取得費用はかかります。

（２）仲介物件
売主様から仲介を受けた不動産会社を通して購入する物件です。
不動産会社への仲介手数料が発生しますが、近年では、リノベーションされていたり、
物件の取得初期費用がおさえられ、その分を家具や家電、引越し費用に充当できるので、
仲介物件を検討される方が多い傾向です。一般的に販売戸数の少ない新築一戸建てや中古物件が仲介物件となります。

物件購入までのステップ

STEP1 　希望条件を決めましょう！

住みたい地域、住宅の種類、広さや間取り、
入居したい時期などの希望条件を整理して今のお住まいで改善したいところや住みかえ先の希望、暮らし方など、条件を少しずつ整理して希望されている地域の物件相場や、特徴なども情報を集めましょう。不動産会社では、さまざまな相談がおこなえます。

STEP2 　予算を決めましょう！

相場を調べ、預貯金の額や住宅ローンの借入可能額などを確認して、
予算の目安をあらかじめ立ててみましょう。ご家族からの贈与などを受け取る場合、早めに相談しておくとよいです。

STEP3 　不動産会社を決めましょう！

信頼できる不動産会社との出会いが大切です。不動産会社の特徴を調べて、
住まい探しを依頼する不動産会社を選びましょう。

STEP4 　住まいを探してみましょう！

選んだ不動産会社へ希望条件を伝え、それに合った物件を紹介してもらいます。
その他、自分でもインターネット検索や広告などから物件の情報を集めることも行いましょう。

STEP5 　実際に見に行きましょう！

気に入った物件が見つかったら、チラシやホームページでは分からない情報を、
実際に現地でご自分の目で確かめていきます。再度、物件の周辺環境や間取り、設備、購入条件などを確認します。

STEP6 　仲介を依頼しましょう！

不動産会社へ売買の仲介を正式に依頼する場合は、媒介契約を結びます。
この契約には、対象となる物件や、仲介業務のサービス内容、不動産会社の仲介手数料などが記載されます。
媒介契約の締結は、一般的に「ステップ4住まいを探してみましょう！」から「ステップ8購入の申し込み」までの間で、仲介を依頼する不動産会社を決めた時点で行います。

STEP7 　資金計画！

物件探しと並行して、資金計画を具体化させていきましょう。
物件の購入資金以外に必要となる諸経費や、住宅ローンの金利、
毎月の返済額などについても試算しておきます。

STEP8 　購入の申し込み！

購入したい物件を決めたら、希望条件も確認し不動産会社を通して売り主へ購入の申し込みをします。
申し込みは、書面で行うのが一般的です。

STEP9 　重要事項説明を受けましょう！

不動産会社の宅地建物取引士から、購入物件に関する重要事項の説明を受けます。

STEP10 　不動産の売買契約！

売買契約を結ぶに当たっては、しっかりと契約内容を確認しましょう。
重要事項説明の内容を確認して納得できたら、売り主と売買契約を結びます。
このとき、一般的には物件価格の10〜20％程度の手付金（契約金）を支払います。

STEP11 　住宅ローンの契約！

住宅ローンを利用する場合、売買契約を結んだら、住宅ローンの正式な契約を結びます。
契約前に金融機関と保証会社による審査を受け、融資が承認される必要があります。
同時に所有権移転の手続きも行います。

STEP12 　不動産の引き渡し！

引き渡しの準備が整ったら、残りの代金を支払います。
それと同時に、売り主から物件の引き渡しを受けて、不動産の登記手続きを行います。その後、引っ越しをして入居となります。